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スミス首相就任「ワクチン未接種者は私の生涯で最も差別された集団」 [アルバータ]

 連合保守党のダニエル・スミス党首は10月11日、アルバータ州首相として宣誓し就任した。最初の任務として、11月8日のブルックス-メディシンハット選挙区の補選を公示した。彼女はこれに出馬すると見られる。
 彼女は、引継ぎのためケニー前首相に会談を呼びかけたが、応じてもらえなかった。ケニー首相は党首選で明らかにトラビス・テーブス前財務大臣を支援していたが、その意に反しスミス氏が当選した。
「彼には党首選で望ましい候補がいたことが明白だったと思うが、それは私ではなかったのだ。」
 ケニー首相は在任中、州民のワクチン接種を事実上義務化しようとしたが、州民の反対に遭った。スミス氏はケニー首相のやり方に、ひどく批判的だった。
 スミス首相は公約どおり、ディーナ・ヒンショー衛生局長を更迭すると語った。さらにアルバータ人権法を改正し、差別の要件として「ワクチン接種状況」を追加すると語った。
「彼ら(筆者注※ワクチン未接種者)は、私が生涯見てきたなかで最も差別された集団だ。」

 ブリティッシュコロンビア州のジョン・ホーガン首相は12日、ラジオでこの発言について「馬鹿馬鹿しい」と一蹴した。
 マウント・ロイヤル大学で政治学を教えるデュエイン・ブラット教授も「彼女がアルバータ州首相でなかったら、誰も問題にもしないだろう」と語った。教授は、スミス首相の生涯において寄宿学校が存在し、また同性婚は2005年まで認可されていなかったと指摘した。
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