保守党議員、紙製蓋に異議

　保守党のリアンヌ・ルード議員は５月９日、Ｘ（旧ツイッター）の投稿で、ティム・ホートンズの紙製蓋について苦情を述べた。彼女は、２・３回口をつけただけで紙製蓋はふやけてしまうので、この提供を止めるまで同社の商品は購入しないと語った。
　同社は４月、オタワのいくつかの店舗で、紙製蓋を６週間試験的に提供すると発表した。担当者のポール・ヤン氏は、記者会見でこう語った。
「新しい、プラスチック・フリーでリサイクル可能な蓋に関する試験をオタワ市民に依頼することに、我々はわくわくしている。」

　プラスチックごみの削減は、自由党政権の重要な政策だった。そして、それはストローと食器を含む使い捨てプラスチックの禁止を含んだ。なお飲料の蓋は、禁止に含まれていない。ところがバンクーバーとプリンス・エドワード島で、プラスチック製蓋の禁止を違法とする裁判を起こされ、政府が一審で敗訴している。
　すると保守党は、使い捨てプラスチック禁止に目をつけた。コーリー・トコー議員は２月、これを覆す法案を提出した。
「濡れて、ふにゃふにゃで、湿って、まるで役に立たない。我々は自由党を問題にはしていない。我々は、紙ストローを問題にしている。」
　リサイクルされるプラスチックは、全体のわずか９％に過ぎない。