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新民主党ケベックとBCでリード、オンタリオで3位でも政権奪取 [2015年下院選]

 ナノス・リサーチ社が7月11日から8月7日にかけて、18歳以上のカナダ人1000人を対象に実施した電話世論調査は、政党支持率が保守党31.2%、新民主党30.4%、自由党28.6%、緑の党5.0%、ケベック連合4.2%となり、依然として上位3党による接戦が続いていることを示した。
 ケベックでは新民主党が39.2%で、自由党の28.4%に有意なリードを保ち、ケベック連合の16.9%・保守党の12.5%に対し大きく差をつけている。ブリティッシュコロンビアでは新民主党が40.5%で、自由党の28.7%・保守党の25.6%に大きくリードを広げた。中西部では保守党が55.9%、東部では自由党が48.1%と、一人勝ちの様相を呈している。
 このままの状況で10月19日の投票日を迎えたら、新民主党は、ケベックで前回獲得した59議席のほとんどを維持し、ブリティッシュコロンビアでは前回獲得した12議席にさらに上積みすることになるだろう。だが3党デッドヒートから抜け出すためには、最大の議席を有するオンタリオが鍵となる。
 オンタリオでは保守党37.0%、自由党29.3%、新民主党25.6%と、保守党が頭一つ抜け出た状態で、新民主党は3位に沈んでいる。とはいえ他州の状況に鑑みれば、新民主党は第一党となり政権奪取するには、オンタリオで32議席獲ればいいことになる。
 新民主党のアドバイザーは、グレーター・トロントで彼らが奪取できそうな、おもに保守党が現有するスカボロー、ミシサウガ、ピールの選挙区や、前回州議選で奪取したオンタリオ南西部をターゲットにしている。
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