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国歌「オー・カナダ」の歌詞変更法案を提出 [自由党]

 自由党のモリル・ベランジェ議員は2月23日、国歌「オー・カナダ」の歌詞“in all thy sons command”を“in all of us command”に変更する法案を提出した。
「国歌は重要であり、明確にあらゆる国民を含むものであって欲しいと考えている。我々はオー・カナダを誇りに思うし、オー・カナダは我々全員を包括すべきである。」
 英訳詞の作者ロバート・スタンレー・ウィアが、1913年バージョンでは“thou dost in us command”と作詞していたことはよく知られている。それが現行の“in all thy sons command”に変わったのは、第一次大戦の影響だと言われている。
 だが保守党のコスタス・メネガキス議員は「国歌は我々のアイデンティティであり、先人から後継者に引き継がれる遺産である」と反論し、65%の国民が歌詞変更に反対したことを示す2013年の調査について指摘した。
 カナダでは法案は、まず各党の幹部会で投票され、賛成多数の場合は党議拘束がかけられる。だが賛成少数の場合でも、議員個人で法案提出は可能であり、その場合党議拘束はかからない。自由党議員の何名が同調するかは定かではないが、個人提出法案が可決されることは稀であり、この法案は第二読会まで生き残れそうにない。
 2011年に同様の法案を提出した新民主党のリビー・デービス副党首は、この法案を支持すると表明した。
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