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ケベック独立派だったムラニ議員が新民主党入り [新民主党]

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 ケベック独立派だったマリア・ムラニ下院議員(無所属)は11月19日、新民主党に入党した。ところが同党の内規では、幹部会に入り新民主党会派の議員として活動するためには、新民主党公認で当選しなければならない。彼女は当面、下院で無所属議員として活動を続けることになるが、党員である以上は党議拘束に従うことになるだろう。
 ムラニ議員はレバノン系としてコート・ジボワールに生まれ、1988年カナダに移民。モントリオール大学を卒業後、2006年ケベック連合から下院議員に初当選し、2008年・2011年と連続当選した。2011年には党首選に出馬し、ダニエル・パイエ氏に敗れている。2013年、ケベック党政権が「ケベック価値憲章」を発表したとき、彼女は「ケベック独立はみんなのためのものでなければならず、モントリオールなしには不可能だ。価値憲章は、マロワ首相の政治的打算だ」と批判してケベック連合を除名され、無所属議員となっていた。
彼女はその後自由党入党を画策し、ダン・ガニエ氏と何度か交渉したが、自由党が候補者公募の方針を曲げなかったため、新民主党に入ったという。
 ムラニ議員はかつてはケベック独立派だったが、2013年12月、連邦にとどまった方がケベックの利益になると発言し、波紋を呼んだ。彼女と親しいジャン=フランソワ・フォルタン議員も離党し、「分離主義」ではない「民族主義」の新党を結成した。
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