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先住民問題大臣にバルクール氏 [保守党]

 ベルナール・バルクール大西洋地域開発庁担当大臣・フランコフォニー担当大臣・国防副大臣が2月22日、先住民問題および北方開発大臣に任命された。大西洋地域開発庁担当大臣は、ゲイル・シェイ歳入大臣が兼務する。フランコフォニー担当大臣は、スティーブン・ブレイニー退役軍人大臣が兼務する。国防副大臣は、ケリー=リン・フィンドレー前法務政務次官が務める。

 バルクール氏は1984年、進歩保守党から下院議員に初当選し、マルローニ内閣で1987年にインディアン問題および北方開発大臣、1989年に消費者・企業問題担当大臣に就任したが、飲酒運転によるオートバイ事故で片目の視力を失い、閣僚を辞任した。1990年には漁業海洋大臣、1991年には雇用及び移民大臣を歴任したが、進歩保守党が大敗した1993年総選挙で落選すると、地方政治に身を転じ、ニューブランズウィック進歩保守党党首となった。2011年総選挙で再び連邦政治に転じ、下院議員に当選した。

 先住民問題大臣は、現在閣内で最も困難なポストと考えられている。ジョン・ダンカン前大臣が約束した「よりハイレベルな会談」は、まだ実現していない。だがバルクール新大臣は就任後初の声明として、政府の先住民政策をやや軽率に賞賛した。
「我々は新しい学校を建設し、きれいな水道に投資し、新しい家を建設し、生活基盤の脆弱な人々のために資金を増額し、職業訓練に投資してきた。政府は今後も、雇用を創出し先住民コミュニティを発展させるべく連邦政府に協力する人々と、ともに働いていく。」
 だがマニトバ酋長会議のデレク・ネピナック酋長は、この発言を「ダンカン前大臣のオウム返しでしかない」と吐き捨てた。
 新民主党の先住民問題担当ジーン・クラウダー議員は、「先住民を怒らせた政府の政策を、彼が転換できるかどうかを見るのは、興味深い」と意味深長に語った。また自由党の先住民問題担当キャロリン・ベネット議員は「マルローニ政権は先住民問題について、実に多くのことをしたではないか。バルクール大臣がこれから何をするか、見せてもらおう」とコメントした。
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