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ナイアガラ滝に日本人女性が転落 [犯罪・事件]

470_niagara_falls_victim2_1108162.jpg 8月14日にナイアガラ滝に転落した日本人女性は、徳升彩乃(20歳)さんと判明した。彼女はワーキングホリデーでカナダに渡航し、トロントの英会話教室ハンザ・ランゲージ・センターに通っていた。彼女はこの日20時半ころ、友人と観光でナイアガラを訪れた際、傘をさしながら柵にまたがっていたところ、風にあおられて転落したものとみられている。
 ハンザ・ランゲージ・センターのクラスメートで、ロシアから来たケイト・レベドバさんは「彼女はいつも笑っていて、幸せそうだった」と語った。
 クラスの担任は、彼女が思いを寄せていたスウェーデン人の男性がメールを送ってくれず、落ち込んでいたとき“Life goes on.”と言っていたのを思い出すと語った。
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 ウィンザーに住むアンドレア・スミスさんは、その時刻にナイアガラ滝に来て、恋人と写真を撮っていた。彼女は、東洋人の若い女性が柵の上にまたがっているのを見て、その連れに「危ないわよ」と声をかけたという。
 彼女は帰宅してから、ほぼ同じ時刻に日本人女性がナイアガラ滝に転落したというニュースを知り、自分が撮った写真の中に、自分が声をかけた女性が写っていることに気づいた。バットマンの黒いTシャツを来ているのが彼女のボーイフレンドで、それに抱きついているのがスミスさん。柵にまたがっている赤い服を来た女性が、スミスさんが声をかけた人物である。
 目撃者によると、徳升さんは赤い上着を着ていたという。
「この人が滝に落ちた女性だと100%断定できないが、私はそうに違いないと確信している」とスミスさんは語った。
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 ナイアガラ滝から樽などに乗って落下するスタントは過去15回行われたが、そのうち5人が死亡した。ナイアガラ滝では年間十数人の投身自殺があるが、滝から防護装置なしに落下して生還した人は、過去に4人(1人は誤って落下、あとの3人は自殺未遂)しかいない。生還者は全員がホースシュー滝(カナダ滝)から落下しており、岩の多いアメリカ滝から落下して生還した者はいない。


【参照】ナイアガラ・デアデビル列伝
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=1&comm_id=1611536&id=40692166


写真上:徳升彩乃さん。
写真中:徳升さんが転落した様子。
写真下:スミスさんが撮影した写真。
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高橋幸二

「風の洞窟」従業員が8月18日10時(日本時間23時)ころ、ナイアガラ川に浮いている女性の遺体を発見した。歯型などから、愛知県豊川市出身の徳升彩乃さんと判明した。
徳升さんは今年愛知大学短期大学部を卒業後、ワーキングホリデーでカナダに渡航していた。

by 高橋幸二 (2011-08-21 07:23) 

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