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有色人種が20年後には都市部で過半数に?

 カナダ統計局が3月9日に発表したデータによると、2031年には、トロント市とバンクーバー市で非白人系住民の占める割合がそれぞれ63%と59%になり、中国系住民も240~300万人にまで増加する可能性が高いと、中国メディアが報じた。
 カナダでは有色人種はビジブル・マイナリティと呼ばれているが、その呼称を改める必要がありそうだ。2006年の統計では530万人の非白人系住民が、2031年にはカナダ総人口の約3分の1にあたる1440万人にまで増加するとみられている。
 その中でもインドやスリランカなど南アジア系が、その出生率の高さから320~410万人となり最大のマイナリティを形成すると予想されている。中国系は出生率が低く、マイナリティ全体に占める割合は、現在の28%から21%に減少するとみられる。また、アフリカ系とフィリピン系は倍増、中東系は3倍増と、人口の急激な増加が見込まれる。非白人系住民の71%は、トロントやバンクーバー、モントリオールなどの大都市に集中することになると同統計局は予測している。
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