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PETAに「反テロリズム法」適用を要請 [環境]

 ニューファンドランド&ラブラドル州選出のジェリー・バーン議員(自由党)は1月26日、アメリカの動物愛護団体PETAを、カナダの「反テロリズム法」に基づき調査すべきだと主張した。
 バイアン議員はVOCMラジオのインタビューで、こう述べた。
「政治的主張を押し付けるため、カナダ市民への犯罪行為を指揮あるいは訓練する人々は、テロ組織の条件に合致していると思われる。私はカナダ政府に、カナダの法に基づきこのPETAという組織がテロ組織として活動しているかどうか調査するよう要請している。」
 カナダには「反テロリズム法」があるが、それが言論の自由のあるアメリカにおいて効力を持つかどうかは、定かではない。ジョージ・W・ブッシュ大統領は2006年、「動物団体テロリズム法」に署名し、動物愛護運動の取締りを強化した。しかしPETAはこの法律を、テロへの恐怖感を利用して平和的な動物愛護運動を阻止する試みだとして強く批判していた。
 PETAのイングリッド・ニューカーク代表は26日、バーン議員の言動を批判した。
「バーン氏の反応は、馬鹿げた脅しである。それは、動物を愛護する心を持ち、爆弾と豆腐パイを区別できる知性を持った人々に感銘を与えるものではない。」

 シェー水産海洋大臣にパイをぶつけたPETAのエミリー・マッコイ容疑者は、暴行容疑で起訴され、26日に保釈された。
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