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第2次ハーパー内閣発足 [保守党]

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 10月30日、第2次ハーパー内閣が発足した。初入閣は12名、女性閣僚は史上最多の11名、そしてレオナ・アグラッカクがイヌイット初の閣僚に任命された。
 第3次ハーパー内閣の顔ぶれは以下の通り。(初)は初入閣。

総理 スティーブン・ハーパー
法務兼司法長官 ロブ・ニコルソン
歳入兼農務担当 ジャン=ピエール・ブラックバーン
退役軍人 グレッグ・トンプソン
高齢者問題担当兼上院院内総務 マージョリー・ルブレトン
インディアン問題及び北部開発兼メティス担当 チャック・ストロール
国防兼大西洋開発 ピーター・マッケイ
国際貿易兼アジア太平洋 ストックウェル・デイ
予算庁長官 ビック・テーブス
労働 ローナ・アンブローズ
人材・技能開発 ダイアン・フィンレー
国際協力 ビバリー・オダ
環境 ジム・プレンティス
運輸・社会資本・地域社会 ジョン・ベアード
外務 ローレンス・キャノン
産業 トニー・クレメント
財務 ジム・フラハティ
州間関係兼フランコフォニー担当兼枢密院議長 ジョゼ・ベルネール
下院院内総務 ジェイ・ヒル
公安 ピーター・バン=ローン
農務農産食品兼小麦局担当 ジェリー・リッツ
市民権及び移民・多様文化 ジェイソン・ケニー
公共事業及び行政サービス クリスチャン・パラディ
民族遺産・公用語 ジェームズ・ムーア(初)
厚生 レオナ・アグルッカク(初)
天然資源 リサ・レイト(初)
漁業海洋 ゲイル・シェイ(初)
国務(スポーツ担当) ゲイリー・ラン
国務兼下院院内幹事長 ゴードン・オコナー
国務(女性地位担当) ヘレナ・ジョージス(初)
国務(中小企業・観光担当) ダイアン・アブロンチー
国務(運輸担当) ロブ・メリフィールド(初)
国務(西部経済多様化庁担当) リン・イェリック(初)
国務(民主改革担当) スティーブン・フレッチャー(初)
国務(科学技術担当) ゲイリー・グッドイヤー(初)
国務(ケベック地域開発庁担当) ドニ・レベル(初)
国務(大西洋地域開発庁担当) キース・アシュフィールド(初)
国務(アメリカ州外務担当) ピーター・ケント(初)

 ハーパー首相はこの布陣について「選挙運動で述べたように、経済が明らかに我々の最優先事項である」「経験豊かな、経済に重点を置いた内閣になる」とコメントした。金融危機への対策のためジム・フラハティ財務相が留任、国際治安支援部隊としてアフガニスタンに派遣したカナダ軍撤退のためピーター・マッケイ国防相も留任するなど、第1次改造内閣の閣僚は、落選したミシェル・フォルティエ国際貿易相を除き全員が留任している。「コールド・カッツ」発言のジェリー・リッツ農相も留任した。ただしデビッド・エマーソン前外相、モント・ソルバーグ前人材相、ロヨラ・ハーン前水産・海洋相の3名は総選挙に出馬せず引退したので、入閣していない。なお女性問題で辞任したマクシム・ベルニエ元外相は、予想通り入閣しなかった。
 財務・産業・運輸の三大重要ポストはそれぞれジム・フラハティ、トニー・クレメント、ジョン・ベアードが任命されたが、いずれもオンタリオ州のマイク・ハリス内閣元閣僚であり、オンタリオ選出議員は13名にものぼる。外務にはハーパー首相の側近ローレンス・キャノンが任命された。


写真:前列左から5人目がハーパー首相、その右隣がミカエル・ジャン総督。右端の車椅子の人物はスティーブン・フレッチャー大臣。
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