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民主行動党議員2名が移籍 [ケベック]

 10月24日、ケベック民主行動党のアンドレ・リードル議員とピエール=ミシェル・オジェル議員が自由党に移籍した。リードル議員は、デュモン党首のワンマン運営に失望したのだという。この結果、ケベック州議会の勢力は自由党48、民主行動党39、ケベック党36、欠員2(定数125)となった。
 民主行動党は長い間デュモン党首しか議員がおらず、泡沫政党と見られていたが、昨年3月の総選挙でケベック党の不人気に乗じ躍進し、公認反対党の地位を得た。しかし議員は1年生の若手ばかりで、この1年半で有権者を失望させ、支持率は18%にまで低下した。ケベック党はこれを好機とみて、民主行動党の議員に自党へ移籍するよう誘いをかけていた。両党の議席差は5議席しかなく、3人引き抜けばケベック党が公認反対党になるからである。
 実は21日の議長選出において、民主行動党はジャン・シャレー首相に根回しすることなくケベック党のフランソワ・ジャンドロンを支持し当選させたため、今回の2人の移籍は絶好の仕返しとなった。
 与党自由党の支持率が50%を超えているため、シャレー首相はケベック経済がこれ以上悪化する前に解散・総選挙に打って出ようとしている。
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