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トリノ五輪でカナダ、史上最高のメダル24個 [スポーツ]

 トリノ・オリンピックでカナダは、期待された男子ホッケーのメダルを獲得できなかったが、金7、銀10、銅7、計24個のメダルを獲得、参加国別ランキングでドイツ(29個)、米国(25個)に次ぐ堂々の3位となり、カナダの冬季五輪史上最高の成績をおさめた。これまでの最高記録は02年ソルトレークシティー冬季五輪の計17個だった。
 また、今五輪でカナダ選手が4位に入賞した種目は13、5位に入賞した種目は8種目で、合計45種目でベスト5以内の入賞を果たしたことになる。
 カナダチームメンバーのなかで個人で最高の成果をおさめたのは、女子スピードスケートのシンディ・クラッセン選手。カナダ選手として史上初めて1回の冬季五輪で5個のメダルを獲得した。国際オリンピック協会(IOC)のロゲ会長は、「ウーマン・オブ・ザ・ゲームス」と呼んで彼女の活躍を称えている。
 今大会では、特にロングとショートのスピードスケートでのカナダの活躍が光り、計24個のメダルの半分に当たる12個を占めている。女子1500メートルでクラッセンが金メダル、同女子5000メートルでクララ・ヒューズが金メダルを獲得。スキーの女子モーグルではジェニファー・ハイル、女子アイスホッケーチームの優勝など、女子選手の活躍が目覚しかった。
 今大会での大躍進は、2010年バンクーバー冬季五輪でのカナダの更なるアップグレードに期待を持たせる。特にカナダチームがトリノで多くの4位、5位入賞者を出したことでカナダ・オリンピック協会(COC)は活気づいている。特にアルぺンスキーチームは予想以上の健闘をみせ、滑降や大回転などの各種目で3人が4位、1人が5位の成績を修めたことに関係者は気をよくしている。FIS(国際スキー連盟)ワールドカップサーキットでも、カナダチームが最年少。まだまだ若い各選手が今後、メダル獲得圏内に到達するのは確実とみられている。
 COCはバンクーバー冬季五輪で、全参加国メダルランキングでカナダが1位の座を勝ち取ることを目標としている。
 なおモントリオール・オリンピックでカナダは、開催国として金メダルを獲得できなかった唯一の例となっている。


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