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マッカートニー夫妻、アザラシ猟反対キャンペーン [環境]

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 全米動物愛護協会(HSUS)とイギリスの「レスペクト・アニマルズ」は、ポール・マッカートニー夫妻によるアザラシ猟反対キャンペーンを企画した。
2846352 2006年3月2日、ケベック州マドレーヌ諸島を訪れたマッカートニー夫妻は、流氷上でホワイトコートを抱き「アザラシ猟はカナダ人の偉大さにとって汚点となるものだ」と述べた。なお狩猟許可書を持った者以外は、法律でアザラシに800メートル以内に近づくことを禁じられているが、監視員はこれ以上事態を大きくするのを避け、告訴を断念した。
 続いてCNNのトーク番組でマッカートニー氏は「大成功しているホエール・ウォッチングのようなエコ観光に切り替えれば、地元住民の生活も安定するだろう」と主張した。この番組でマッカートニー夫妻と討論したニューファンドランド&ラブラドル州のダニー・ウィリアムズ首相は、「夫妻はアザラシ猟の実態を知らず、キャンペーンは反対運動のプロパガンダだ」と反発した。またカナダ漁業海洋省はマッカートニー夫妻が現地入りする前日、ホームページで「アザラシ猟の神話と現実」というコンテンツを掲載して、反対論者の主張に反論した。
 80年代の世界的なアザラシ猟反対運動の中で、マドレーヌ諸島の人々は「世界で最も残酷な人々」というありがたくない異名をとった。


写真:ポール・マッカートニー(右)とヘザー・ミルズ(左)夫妻。
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