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【世論調査】ケベック未来連合の少数政権濃厚に [ケベック]

 10月1日のケベック州議会総選挙投票日を目前に控え、CBCは9月25日に政党支持率調査を実施した。その結果は、ケベック未来連合30.9%、ケベック自由党29.9%、ケベック党19.8%、ケベック連帯15.8%、その他3.6%となった。ここから導き出される予想獲得議席は、ケベック未来連合63(44~78)、ケベック自由党41(31~63)、ケベック党13(1~33)、ケベック連帯8(3~20)、その他0(0~0)議席(定数125、括弧内は最小と最大議席)となる。ケベック未来連合の勝率は78.2%で、同党の少数政権になる確率は42.1%と算出されている。

 ケベック未来連合は一時は自由党を20ポイントもリードしたが、支持率をじりじりと下げ、現在は僅差のリードを保っている。それにもかかわらず同党の勝利はゆるがず、過半数をうかがう勢いである。その理由は既述のとおり、フランコフォン有権者間での圧倒的な支持にある。同党はケベック市と、モントリオール島以外の州全域で幅広く支持されている。
 ケベック未来連合が支持率を下げた分だけ、他の3党は支持率を上げた。自由党は、根拠地のモントリオールを堅持している。ケベック連帯は、これまで根拠地だったモントリオール島のみならず、モントリオール市周辺にまで支持を拡大している。4党が激戦を繰り広げ、当選に必要な得票率が30%を下回るような選挙区では、同党が複数の議席をさらうチャンスがあり、これまで3議席が最高だった同党が2桁議席まで飛躍する可能性がある。
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