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「アフガン生まれ初の大臣」、実はイラン生まれと告白 [自由党]

 「アフガニスタン生まれ初の大臣」と言われてきたマリヤム・モンセフ民主機構大臣は、グローブ&メイル紙で実はイラン生まれと報じられたのを受け、9月22日にこれを認める声明を発表した。
 大臣はこれまでアフガニスタンのヘラート生まれと語ってきたが、数日前に母ソリヤから、イランのマシュハドで生まれたと聞かされた。大臣の両親は、家族が故郷と呼ぶヘラートで結婚したが、ソ連のアフガン侵攻の影響で町は壊滅し、治安がすこぶる悪化したため、イランのマシュハドに逃れ、そこで大臣を産んだ。一家はその後しばらくイランに滞在したが、家族の誰一人としてイラン国籍を取得しなかった。
 マリヤム・モンセフ大臣は、就任した2015年11月からずっと「アフガニスタン生まれ初の大臣」と言われ続けてきたが、実はイラン生まれだったことを、母は数日前まで話さなかった。母はそれを問題だと思っていなかったし、夫を失った辛い過去の記憶を思い出したくなかったようだ。
 大臣は「カナダは、私が私でいられることについて重要な役割を演じている。それは私が属していると心から思える唯一の地であり、私がカナダ人であるという以上に誇りに思うことはない」と語った。

 奇しくも日本では今、民進党の蓮舫代表が国籍について正しく報告していなかったことが問題視されている。モンセフ大臣は選挙制度改革に取り組んでいるが、彼女もまた経歴を正しく申告していなかったことになる。カナダ移住時に、書類に「アフガニスタンのヘラート生まれ」と申告していたため、大臣は現在その修正手続きを行っているという。
 保守党のミシェル・レンペル議員はツイッターで、大臣の難民申請書の正当性や、トルドー首相の任命責任に疑問を呈した。枢密院広報のレイモンド・リベット氏は、閣僚は連邦警察(RCMP)などから破産と債務超過に関しチェックされると語った。
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