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ハーパー首相、勝っても負けても辞任か [2015年下院選]

 グローブ&メイル紙のジョン・イビットソン記者は、近く出版される伝記「スティーブン・ハーパー」において、ハーパー首相は総選挙に勝っても負けても辞任するだろうと述べた。この本は9月に出版される予定になっていたが、解散・総選挙によって8月18日電子書籍として発売されることになった。
 著書によると、ハーパー首相は最悪でも少数政権か、場合によっては過半数も可能だと考えているという。もし過半数割れの少数政権の場合は、政権運営は困難なため1年ほどで辞任するという。もし過半数の場合でも、2年ほどで辞任し後任に道を譲るのだという。そしてもし総選挙に敗北し下野する場合は、即座に党首を辞任するという。
 ハーパー首相はすでに3期9年務めており、次の総選挙に勝利すればカナダ史でも稀な連続4選の偉業を達成する。連続4選は1878・1882・1887・1891年のマクドナルド首相(保守党)と、1896・1900・1904・1908年のローリエ首相(自由党)だけだ。なおキング首相とサン=ローラン首相(自由党)が1935・1940・1945年と1949・1953年で連続5選、ピアソン首相とトルドー首相(自由党)が1963・1965年と1968・1972・1974年で連続5選を果たしている。
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