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イブ・アダムス議員、自由党予備選で敗退 [自由党]

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 7月26日に実施された、自由党のオンタリオ州エグリントン=ローレンス選挙区予備選で、マーコ・メンディチーノ候補がイブ・アダムス下院議員(ミシサウガ=ブランプトン・サウス選挙区選出)を破った。自由党はメンディチーノ氏を正式に候補として擁立するが、現職議員はジョー・オリバー財務大臣である。エグリントン=ローレンス選挙区は、1979年の創設以来自由党が30年以上保持してきた鉄板選挙区だが、2011年総選挙で保守党に奪われている。
 投票結果は、メンディチーノ候補1127票、アダムス議員792票だった。報道によると、メンディチーノ候補は1800人、アダムス議員は2800人の党員を獲得したという。メンディチーノ候補はボブ・レイ前党首、ジュディ・スグロ元市民権・移民大臣、マイク・コール州議などに支持され、アダムス議員はジョージ・スミザーマン元副首相、ロッコ・ピッチニーノ選挙区支部長に支持された。
 CBCは23日、アダムス議員の婚約者ディミトリ・ソウダス元首席報道官がエグリントン=ローレンス選挙区で党員資格を購入したと報じた。だが二人とも選挙区に居住していないため、選挙区では准会員として扱われ、投票資格はないという。

 敗れたアダムス議員は、しばらくは家族とともに過ごすが、政界から引退するつもりはないと語った。彼女はこの日、「自由党のために辞退しろ」という野次を飛ばされた。
 勝利したメンディチーノ候補は、アダムス議員を称えた。
「彼女は、選挙戦を立派に戦った。」
「党移籍は勇敢な行いだった。あなたに敬服する。」
 それから、彼女の政治歴と居住地を連想させる意味深長な発言をした。
「私は経験のある政治家ではないが、政治は民衆のためのものだと学んだ。我々の生活は、この選挙区にある。」
 多くの批評家は、トラブルメーカーであるアダムス議員を受け入れたトルドー党首の判断を批判した。だがメンディチーノ候補のため1年以上前から運動してきたチャールズ・バード氏は、アダムス議員の参入を好意的に評価した。
「アダムス議員のような知名度を持つ候補の参入により、予備選はよりエキサイティングなものになった。そして、メディアでメンディチーノ候補への注目を集める効果があったと思う。」
 アダムス議員を支持したロッコ・ピッチニーノ選挙区支部長も、これに同意する。
「我々は10月の総選挙に向けて、大いに力づけられた。候補者はエグリントン=ローレンス選挙区を獲得するために、予備選からこのエネルギーと勢いを得ることと確信している。」
 現職議員のオリバー財務大臣は、メンディチーノ候補を歓迎するいっぽうトルドー党首を批判した。
「私は、エグリントン=ローレンス選挙区の自由党候補として、マーコ・メンディチーノ氏を歓迎する。トルドー党首はまたも、地元の意志に反して落下傘候補を出馬させるという誤った判断を下した。」
 新民主党はまだ候補を擁立していないが、トーマス・ガルゾット選挙区支部長もアダムス議員擁立に疑問を呈した。
「選挙区と全く関係がなかった誰かより、地元の候補が勝利したことは、エグリントン=ローレンス選挙区にとって良いことだ。」
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