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レッドフォード首相が辞任を表明 [アルバータ]

 アルバータ州のアリソン・レッドフォード首相は3月19日、首相と党首を23日付けで辞任すると発表した。
 ネルソン・マンデラ元大統領の葬儀に出席するのに4万5000ドルを費やした件で、彼女は公然と辞任を要求されていた。レッドフォード党首の支持率は18%と、全ての主要政党党首の中で最も低く、ここ一年半で40ポイントも低下しており、このままでは総選挙を戦えないという声が上がっていた。
 これについて、野党第一党であるワイルドローズ党のダニエル・スミス党首は「レッドフォード首相の辞任は、進歩保守党の問題が、党首が一人辞めるたびに深まっていくことを示している。彼女の29か月という短い任期を通して私たちが目撃したことは、進歩保守党は改善不可能だということだ」とコメントした。
 マウント・ロイヤル大学で政治学を教えるキース・ブラウンジー教授は、次の党首としてスティーブン・マンデル前エドモントン市長、ダグ・ホーナー財務大臣、ジム・プレンティス元環境大臣、ジム・ディニング元歳入大臣の名を挙げたが、党支持率が低下し、ワイルドローズ党が強力な野党にある状況で、彼らがあえて党首になりたいと思うかどうかはわからないと語った。

 2013年2月には、キャシー・ダンダーデイル首相(ニューファンドランド&ラブラドル州)、クリスティ・クラーク首相(ブリティッシュコロンビア州)、アリソン・レッドフォード首相(アルバータ州)、ポリーヌ・マロワ首相(ケベック州)、キャスリン・ウィン首相(オンタリオ州)、エバ・アーリアック首相(ヌナブート準州)と6人いた女性首相は、アーリアック首相落選(2013年11月)、ダンダーデイル首相辞任(2014年1月)、レッドフォード首相辞任(2014年3月)により3人となった。ケベック州は現在選挙期間中だが、与党ケベック党の支持率は32%と、自由党の37%に5ポイント差をつけられている。
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