SSブログ

ケベック連合のパイエ党首辞任 [ケベック]

 ケベック連合のダニエル・パイエ党首は12月16日、癲癇を理由に党首を辞任した。
 パイエ党首は2011年12月、総選挙で大敗して辞任したジル・デュセップ党首の後を受けて党首に就任した。だが彼は連邦議会に議席がなく、その後補選にも出馬しなかったため、議席を持たないまま退任した。
 結党以来ずっとケベック州の第一党だったケベック連合は、現在わずか4議席しかない。2013年2月、新民主党を離党したクロード・パトリ議員を受け入れ5議席となったが、9月にはケベック党政権の「ケベック価値憲章」を批判したマリア・ムラニ議員を除名し、4議席となっている。最近の世論調査でも、ケベック連合の支持率は17%で、自由党の36%・新民主党の30%に遠く及ばない。
 ケベック連合議員の中からは、党首の成り手がいないという声も挙がっている。ある人々は、依然としてケベックのカリスマであるデュセップ元党首の名を挙げる。彼はいまだ定職に就いていないが、ケベック価値憲章に反対を明言していることから、彼が党首に就任すれば、ケベック独立派の間に分裂をひき起こすことになるだろう。
 ケベック連合は、新しい党首の選出プロセスを、1月上旬に発表する。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 1

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0