SSブログ

死体遺棄の尾藤被告に無罪 [犯罪・事件]

 ブリティッシュコロンビア最高裁は7月5日、尾藤ナルミ被告に無罪を言い渡した。被告は2010年9月17日に、ブリティッシュコロンビア州サーニッチのホームステイ宅で嬰児を出産し、その死体を自室に隠匿した容疑で、死体隠匿罪および死体侮辱罪に問われていた。
 無罪評決の決め手は、検死の結果嬰児が生産か死産かを判定できなかったことと、尾藤被告が一人で出産したため彼女の証言を覆す証拠を提示できなかったことである。
 被告の証言によれば、彼女は自分が妊娠していることに気づかなかったという。彼女は9月16日夜、苦痛で目覚め、トイレで出産したとき、嬰児は動かず、声もあげなかったという。想像を絶する苦痛を感じたため、助けを呼ぶことができなかったと彼女は証言した。胎盤が出たとき、彼女は嬰児をすくい上げようとしたが、気を失ったという。嬰児の遺体をビニール袋に入れ自室に置いたのは、いっしょにいたかったからだと尾藤被告は語った。
 大学当局の圧力により、彼女は学習を放棄させられた。検察は、控訴するかどうかまだ決めていないとコメントした。
nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 3

コメントの受付は締め切りました
そんな・・・・

日本語で本人について色々調べていたバンクーバーとビクトリアの日本人からは、カナダの司法に対し失望の声で溢れています。
私も、ただ日本語と国境という障壁に守られただけで、彼女のネットと携帯の初受信など、ちゃんとした調査はあまりされていないのではないかと思ってしまいます。
こんないかにも弁護士が作ったような話が通ってしまう世の中なのかとがっかりしています。推定無罪は絶対に大事だとは思ってますけどね・・・・。思ってますけど、本当に調査がちゃんとされたのかと。
by そんな・・・・ (2011-07-08 19:04) 

そんな・・・・

×初受信
○受発信
by そんな・・・・ (2011-07-08 19:05) 

高橋幸二

藤井元受刑者のように、遺体をゴミの日に捨てていれば確実に有罪だったでしょう。ずっと部屋に置いていたため、悪意を立証できなかったようです。弁護士はやり手ですね。
嬰児が出産時に生きていたかどうかは、もう誰にもわかりませんし、検察は立証不可能とみて、殺人罪では起訴しなかったようです。
by 高橋幸二 (2011-07-08 23:41) 

トラックバック 0