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「ベガスの女」、心境を語る [新民主党]

 彼女は、自分が幸運に恵まれていると思ったことはなかった。彼女が最後に連邦議会議事堂に入ったのは、学校の遠足のときだったかもしれない。
 彼女は16で妊娠し、17で未婚の母となり、クラスメートたちからのけ者にされた。彼女は自分と息子を養うために、時には1日に2つの職場で働き、通信制で単位を取ってようやく高校を卒業した。
 そして今、27歳でバーのウェイトレスとして年収2万9000ドルを得ていた彼女は、期せずして下院議員に当選し、年間15万7000ドルの給料を支給される身となったのである。
 彼女は、新民主党の支持者だった。そして党員である親しい友人から、立候補するのに名義だけ使わせてくれと頼まれ、当選するはずがないと思ったので応じた。ところが選挙区で一度も選挙運動することなく、彼女は当選してしまったのである。
「でも今は、私は本当に恵まれていると思っています」と、ルース・エレン・ブロソー議員は語った。
 彼女に関する報道は時に興味本位で、性差別的でもあった。だが彼女は、メディアを非難しない。
「だって、痛快じゃないですか。これはよくあることじゃありません。私はシングルマザーです。私は選挙運動せず、ラスべガスで遊んでいたのに、当選しました。でも有権者は、変化を求めたのです。彼らはレイトン党首と新民主党を選びました。」
 彼女は今、一日の大部分を議員活動に費やしている。フランス語の訓練も、続けている。彼女はいつか来るであろう、自分が初めて質問に立つ日を思い描き、心躍らせている。

 「平等な声」代表役員のナンシー・ペックフォードは、こう述べた。
「議会にはこのような若い女性が必要です。彼女たちが、自分もそこにいたい、自分もそうなりたいと声を挙げることで、次のルース・エレン・ブロソーたちが生まれるのです。」
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