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自由党党首選にクラーク当選、次期首相へ [バンクーバーとBC]

89ae0c334ab8978f18569325c1a2.jpg 2月26日に実施されたブリティッシュコロンビア自由党党首選で、クリスティ・クラーク元副首相が当選した。ゴードン・キャンベル現首相の退任時期はまだ明らかではないが、クラーク党首が来月にも第35代首相に就任する。

 クラーク党首は2004年、育児に専念するため政界を引退しており、州議会に議席を持っていない。党首選立候補者の中で彼女だけが早期解散・総選挙を主張していたが、時を同じくして野党第一党の新民主党も党首が辞任し、4月17日に党首選を行うので、彼女は新民主党の党首が決まらないうちの早期解散・総選挙を否定した。キャンベル首相の引退によって、彼のバンクーバー-ポイントグレイ選挙区が欠員となるため、クラーク党首はその補欠選挙に出馬するものと見られている。

 州議員でクラーク元副首相を支持したのはハリー・ブロイ議員だけで、ほとんどはケビン・ファルコン厚生大臣かジョージ・アボット元文部大臣のいずれかを支持した。だが世論調査でクラーク元副首相に差をつけられた両名は、2位・3位連合協定を結び、2位の座を激しく争った。ところが2回目の投票結果は、1位クラーク元副首相3575票、2位ファルコン厚相2564票、3位アボット元文相2361票となり、アボット元文相が脱落したが、2位票と3位票を合算すると1位のクラーク元副首相の票数を上回るにもかかわらず、3度目の決選投票でファルコン厚相は4080票にとどまり、4420票のクラーク元副首相に及ばなかった。

 決勝で敗れたファルコン厚相は、「ABC協定(Anybody But Christy/クリスティ以外誰でも)」を否定した。
「彼女は偉大な候補だ。そして彼女が勝利した。議員たちにはいくぶん苦い思いがあるかもしれない。だが私には、それも心地よく感じられる。」
「とてもエキサイティングな選挙戦だった。そして我々の任務は、組織を一つにまとめることだ。」
 だがファルコン厚相は、投票日の朝には任期満了より早い解散・総選挙は誰も望んでいないと語ったが、クラーク元副首相の当選が決まると、解散・総選挙を支持するかどうかについて回答を避けた。
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