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3月29日総選挙? 新民主党、予算修正に秋波 [新民主党]

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 1月31日に連邦議会が召集されるが、ハーパー首相は野党が不必要な総選挙を煽っていると非難している。1月28日、保守党支持者のドン・バローズ氏は、保守党事務所から電話を受け、献金するつもりはあるかと尋ねられ、「ない」と答えると、「投票日は3月29日だ」と言われたとトロント・スター紙が報じた。
選挙期間は36日以上なければならないため、3月29日が投票日なら、公示は2月22日以前にされなければならない。
 だがその週は、連邦議会が召集されていない。議会を解散するには、予算に関係なく首相が総督を訪問し、単に解散の勅許を求めることになる。
 保守党の広報フレッド・デローリー氏は、バローズ氏の話は公式の見解ではないと発表した。

 奇妙なことに、どの党も総選挙を求めていないと言いながら、すでに解散風が吹き荒れ、オタワはすっかり総選挙モードに入っている。
 自由党は、法人税減税を含む予算案は支持しないと明言した。ケベック連合はこれまで、HST導入に対する22億ドルの補償が容れられないなら予算案を支持しないと、政府に公然とたかっていたが、最近その数字を50億ドルに増額した。予算を可決させ総選挙を回避するには、保守党は新民主党に妥協案を提示するよりほかはない。
 そんななか新民主党のレイトン党首は28日、他党に党利党略を捨て、実務的な懸案、特にヘルスケア改革と退職金増額に取り組むよう呼びかけた。
「ハーパー首相とイグナティエフ党首に、私は言いたい。我々には相違点もある。我々には、ともに暮らすこの国に対し異なるビジョンを持っている。だが我々にはまた、月曜日からともに何かを築いてゆく機会もある。議会におけるわずかの協力で、我々は責任ある行動で前に進むことができる。」
 だが彼は、他党があくまでも政治ゲームに走るなら、総選挙に突入することを躊躇はしないと語った。
「だが誤解しないでほしい。我々は、悪い予算は拒絶する。そのためなら、総選挙を戦う。しかしその時まで、我々は国民のために働く。」
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図上:誰も望まないと言いつつ、カナダを総選挙に引きずり込もうとする党首たち。
図下:新民主党の選挙戦略。
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