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日本人留学生を死体遺棄容疑で逮捕 [犯罪・事件]

3612324.jpg ブリティッシュコロンビア州サーニッチの民家で9月27日、ビニール袋に入った嬰児の死体が発見された。警察は、この家に寄宿している日本人留学生ビトウ・ナルミ容疑者(20歳)を、死体遺棄容疑で逮捕した。
 ビトウ容疑者は日本の大学に在籍しており、半年間留学する予定で8月にカナダに渡航し、ビクトリア大学のESL(英語学校)で学んでいた。警察の調べによると、彼女は9月17日に子供を出産したが、生まれてすぐに死亡したという。最初の検視では死因が特定できなかったため、検察はさらなる調査を待って罪状を決定する。
 10月1日にビクトリアの法廷に出廷したビトウ容疑者は、1万カナダドル(約81万円)を支払い、旅券等を預けること、州外に出ないこと、保護監察者に定期的に報告することを条件に保釈された。次の出頭は12月6日の予定である。

bc-100928-newborn-house.jpg 担当弁護士のメイランド・マッキム弁護士は、こう述べた。
「ビトウ容疑者には、前科がない。彼女は保釈されても、社会的に安全である。」
 日本語を話し日本文化にも詳しいクリストファー・マッキー弁護士は、事件の背景をこう説明した。
「日本人が感じる責任は、カナダ人が感じるよりはなはだしく大きい。彼らの責任は彼ら自身にではなく、彼らの家族、近隣、コミュニティと国家にあるのだ。」
 彼はまた、ビトウ容疑者がクラスに復帰することを望んでいるが、それは難しいと語った。


写真上:保釈されたビトウ容疑者(右)。
写真下:死体が発見された民家。
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