SSブログ

「世論調査が何だ」G&M紙 [保守党]

●グローブ&メイル紙1月8日付、ジェフリー・シンプソンのコラム

 連邦議会停会に一部の人々は憤慨するが、彼らのほとんどは絶対に保守党に投票しない人々である。
 ハーパー首相は、彼らのことを少しも気にはしない。彼らは、首相の計算のうちに入っていない。
 世論調査機関アンガス・リード社は、53%の回答者が議会停会を支持しないと発表したが、それが何だと言うのか。国民の半数以上は、政府を支持しないものだ。
 世論調査機関が、自由党・新民主党・緑の党支持者の70%が議会停会を支持しないと発表したが、それが何だと言うのか。
 世論調査機関EKOSリサーチ社は、議会停会の後保守党の支持率が2.8%低下したと発表したが、それは統計上の誤差の範囲内に過ぎない。またその世論調査は、支持率が最も増加したのは緑の党であることを示した。議会停会によって、保守党支持者が緑の党支持に変わったとは考えにくい。緑の党支持者のほとんどは、自由党か新民主党から来るので、緑の党の支持率増加は、保守党の利益にしかならない。
 ハーパー首相は、人気コンテストを行っているわけではない。首相は、有権者の過半数に好かれることを求めているわけではない。ハーパー首相は下院の過半数を得るために、有効投票のわずか40%を必要としているに過ぎない。たとえ首相が過半数を獲得できなかったとしても、野党が絶望的に分断されている限り、首相は過半数を持っているかのように支配することができる。
 ハーパー首相は決してみんなのための政治を行わないし、行ったこともない。首相は国民を選り分け、コアな支持者に特定の政策を提示する。それはアテネとラインラントの政治ではなく、スパルタとプロイセンの政治である。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 1

コメントの受付は締め切りました
ハーバーセンターくん

 野党はともかく、政府はみんなのための政府であって、一部の人のための政府ではありません。議会停会は国民の半数以上からブーイングを浴びせられていますが、野党は分断されているし、過半数を獲得するためにはコアな支持者から40%の支持があればいいとは、さすが保守党ヨイショ新聞は言うことが違います。
 久しぶりに電波記事を読みました。
by ハーバーセンターくん (2010-01-13 07:33) 

トラックバック 0