SSブログ

ワイルドローズ同盟、支持率トップに [アルバータ]

 アンガス・リード社が11月23日から29日にかけて、1000人のアルバータ州民を対象に実施したオンライン世論調査は、ワイルドローズ同盟が初めて支持率トップに立ったことを示した。
 ワイルドローズ同盟は都市部でも地方でも圧倒的な支持を集め、全州での支持率は39%となった。この数字は今総選挙が実施されれば、同党が過半数政権か少数政権を築くボーダーライン上にいることを示している。与党進歩保守党は自由党と並んで25%、新民主党は9%、その他2%だった。
 カルガリーでの支持率は、ワイルドローズ同盟38%、自由党30%、進歩保守党23%、新民主党6%となった。
 エドモントンでの支持率は、ワイルドローズ同盟36%、自由党26%、進歩保守党25%、新民主党12%となった。
 歴史的に進歩保守党の固い地盤である地方では、ワイルドローズ同盟44%、進歩保守党25%、自由党21%、新民主党7%となった。

 アルバータ州はポピュリズムがとりわけ強い土地柄で、選挙は時として極端から極端へと走ることがある。政治の中心オンタリオから地理的に遠く、気候や産業構造も異なることから、アルバータは二大政党とは異なる第三政党を生み出してきた歴史がある。
 カルガリー大学で政治学を教えるデビッド・タラス教授は「世論は変わりうる」と述べ、次に総選挙が行われると思われる2012年まで時間はたっぷりあり、ワイルドローズ同盟とその党首には、党の政策について答えなければならない質問がまだいくつか残されていると指摘した。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 1

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0