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ケベック民族団体、チャールズ皇太子に謝罪を要求 [ケベック]

 チャールズ皇太子とカミラ夫人が、11月2日から12日までカナダを訪問する。モントリオールには11月10日に到着する予定になっているが、王族がケベック入りするときは、必ず物議を醸すのが通例になっている。いくつかの民族団体は、皇太子夫妻にケベックに立ち入らないよう警告しているが、分離主義のサン・ジャン・バチスト協会は、謝罪を要求する公開書簡を10月30日に送付した。
 書簡は、チャールズ皇太子を称号なしにクリスチャン・ネームで呼び捨て、1775年の1万2500人にのぼるアカディア人追放、1838年のローワーカナダの乱指導者の処刑、アングロフォン優位を確立した1840年のカナダ合同法制定、1885年のメティス指導者ルイ・リエルの処刑、ケベックの同意なき1982年憲法制定などについて、公式に謝罪を要求している。多くの民族団体は、ケベックに立ち入らないよう脅迫めいた警告を発しているが、サン・ジャン・バチスト協会は、皇太子夫妻が歓迎されるのは謝罪に応じた場合に限ると述べている。

 公開書簡を読んだカナダ君主制連盟のロバート・フィンチ会長は、次のようにコメントした。
「おお神よ、来たりたまえ、彼らはなんと愚かな者どもだろう。カナダの歴史が分離主義者に乗っ取られているのは、何とも残念なことだ。」
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