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保守党支持率、自由党を13ポイント上回る

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 ストラテジック・カウンセル社が10月2日から4日まで、1000人のカナダ人有権者(男性500人、女性500人)を対象に行った電話調査は、保守党の支持率が自由党を13ポイントも上回り、今総選挙が行われれば保守党が過半数を獲得する可能性を示唆した。
( )内は9月上旬との差。

【全国】
保守党:41%(+6)
自由党:28%(-2)
新民主党:14%(±0)
ケベック連合:9%(-3)
緑の党:9%(±0)
 自由党は7月初頭には支持率で保守党と並んでいたが、現在では13ポイントもの大差をつけられている。ストラテジック・カウンセル社のピーター・ドノロ氏は、この調査結果は有権者に強い選挙回避欲求があることを示していると分析し、野党第一党として解散・総選挙を追い求めた自由党が、まるで罰を与えられているかのようだと語った。しかも、内閣不信任案を棄権して保守党政権を支えた新民主党は、支持率を下げていない。対照的にハーパー首相は、この時期の解散・総選挙は景気回復に悪影響を与えると何度も繰り返した。
 だがドノロ氏は、もしもハーパー首相が党利党略に走り、過半数獲得のため解散・総選挙に踏み切れば、支持はいっせいに引いて行くだろうと指摘し、せっかくの高支持率もまるで絵に描いた餅のようだと述べた。
 しかし調査結果は、自由党にとって悪い知らせばかりではない。ドニ・コデール議員がイグナティエフ党首と対立し、ケベック補佐を辞任する事件があったにもかかわらず、自由党はケベックで支持率を10%も上げている。

【ケベック】
ケベック連合:40%(-9)
保守党:15%(-1)
自由党:33%(+10)
新民主党:4%(-2)
緑の党:8%(+1)

 自由党にとって深刻なのはむしろオンタリオで、9ポイントも支持を下げ、保守党に16%差をつけられている。
【オンタリオ】
保守党:46%(+5)
自由党:30%(-9)
新民主党:16%(+5)
緑の党:9%(±0)

【西部】
保守党:58%(+15)
自由党:18%(-6)
新民主党:15%(-7)


図:青:保守党、赤:自由党、オレンジ:新民主党、紺:ケベック連合、緑:緑の党。
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