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保守党、三大州で支持率低下

 ハリス=デシマ社が4月8日から19日にかけて、2000人を対象に行った世論調査は、与党保守党の支持率がオンタリオ・ケベック・ブリティッシュコロンビアの三大州で顕著に低下していることを示した。

 全国での政党支持率は、自由党32%、保守党29%、新民主党16%、緑の党11%、ケベック連合9%と、自由党が僅差で首位に立った。
 だが下院議席の3分の1を占めるオンタリオにおいて、保守党は31%と、自由党の40%を9ポイントも下回った。新民主党は15%、緑の党は14%だった。
 ケベックでは保守党は12%で、ケベック連合の40%、自由党の31%から大きく引き離されている。新民主党は9%、緑の党は5%だった。
 ブリティッシュコロンビアでは、新民主党が29%と僅差でリードし、保守党は自由党と並び26%、緑の党は16%だった。
 東部では自由党が41%で、保守党27%、新民主党25%、緑の党6%を大きくリードしている。
 中西部では、アルバータで自由党19%、緑の党14%、新民主党10%に対し保守党55%、マニトバとサスカチュワンで自由党23%、新民主党16%、緑の党11%に対し保守党46%と、保守党が相変わらず優位を示している。だが保守党は前回総選挙において、中西部では7議席を除く全議席を獲得しており、支持率が上がっても新たに獲得できる議席は多くない。

 ハリス=デシマ社のジェフ・ウォーカー副社長は、三大州における保守党の支持率低下の原因は女性票にあると指摘した。調査は、男性票がほとんど動いていないことを示すいっぽう、女性特に大都市の女性票が、保守党から自由党に流れている。女性の政党支持率は、全国では保守党28%・自由党34%と6ポイントしか差がないが、都市部の女性に限定すると、保守党26%・自由党37%と、11ポイントもの開きがある。
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