プロジェリアのアシュリー死去 [人権]
世界に53人、カナダに3人しかいない早老症「ハッチンソン=ギルフォード=プロジェリア症候群」の患者アシュリー・ヘギ=ロナルド(17)が4月21日、病院で死去した。この日は彼女の誕生日の1か月前で、高校の卒業式の3週間前だった。
アシュリーは、アルバータ州レスブリッジに生まれた。プロジェリアは常人の5~10倍の早さで老化が進み、平均寿命は13歳。過去に百数十人の患者が発見されているが、アシュリーは史上最長寿であった。
母のロリーは17歳のとき、未婚のままアシュリーを産んだが、父親は間もなく二人を棄てて家を出た。以来ロリーは母と二人で病弱なアシュリーを育てて来たが、2003年にジェイ・ロナルドと再婚した。アシュリーが母の結婚式でブライドメイドを務める有様は、日本のドキュメンタリー番組で取り上げられ、話題になった。
写真左:母ロリー(中)と継父ジェイ(右)の結婚式でブライドメイドを務めるアシュリー。
写真右:アシュリー(右)とプロジェリア仲間のジョン・タケット(左)。
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