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自由党、オンタリオで躍進し支持率トップに

 ストラテジック・カウンセル社が4月2日から5日までに、成人男性500人と成人女性500人の計1000人のカナダ人を対象に行った電話世論調査は、オンタリオで支持率を大きく上げた自由党が、全国で保守党をわずかに上回り首位に立ったことを示した。
 自由党は全国での支持率を34%(先月は31%)に上昇させ、保守党の32%(先月は35%)をしのいで首位に立った。自由党の支持率は、2008年12月初めに新民主党との連立構想を発表したとき24%にまで低下したが、党首がイグナティエフに代わった12月から10ポイントも上昇している。
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【全国】
保守党:32%
自由党:34%
新民主党:15%
ケベック連合:10%
緑の党:9%

 ストラテジック・カウンセル社のピーター・ドノロ氏は「ハーパー首相には、選挙の後『ご祝儀』がなかった。調査結果を見ると、ハーパー政権がわずか半年前に選挙で信任されたとは思えないほどだ」とコメントした。

【ケベック】
ケベック連合:40%
保守党:15%
自由党:29%
新民主党:9%
緑の党:6%

 ケベックでの保守党支持率低迷についてドノロ氏は、ハーパー首相が芸術助成金を削減したことや、ケベック連合が支援する連立を叩いたことを指し「ハーパー首相が12月に政権を死守したとき、彼は党の運命をその代価としてケベックで支払ったのだ」と語った。

【オンタリオ】
保守党:32%
自由党:45%
新民主党:15%
緑の党:9%

 最大の議席を有するオンタリオで、自由党は支持率45%と8ポイントも躍進し、保守党は32%と9ポイントも低下させた。経済の中心オンタリオでは、不況の影響が最も強く現れたようだ。

【西部】
保守党:46%
自由党:24%
新民主党:19%
緑の党:11%

 西部では、イグナティエフ党首の西部遊説の効果で自由党はわずかに支持率を上げたが、保守党の圧倒的優位は揺るがない。
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