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93歳の男性が50年前の犯罪で投獄か [犯罪・事件]

2474464 モントリオール裁判所でフィリップ・アムラン被告(93)は、娘への近親相姦・暴行など5つの容疑で2008年9月に有罪判決を受けたが、刑の言い渡しについて検察は1月12日、7年から9年の禁固刑を主張した。だが被告側弁護人エレーヌ・プサールは、それは死刑宣告に等しく、被告は出所できないとして、医療刑務所での2年の懲役を主張した。アンドレ・ペロール裁判官は、1月27日に刑を言い渡す。

 アムラン被告は視覚と聴覚をほとんど失い、皮膚癌とアルツハイマー症に似た退行性の障害を患っており、この日車椅子に乗って入廷した。起訴状によると彼は1956年から63年にかけて、娘のミシェル(現在63)とマルセル(現在62)を夜な夜な己の性欲の対象とし、誰かに話したら孤児院に送ると脅迫した。妻は夫が娘たちに何をしているかを知っていたが、何もしなかったという。
 マルセルは父との関係について50年もの間沈黙を守り、その間アルコール依存や鬱に苦しんできたが、2004年に父が自分のしたことを後悔していないと言ったとき、姉妹は全てを公にすることを決意した。姉妹に関する出版は禁止されたが、彼女たちの要望により解除された。マルセルは、たとえどれほど大きな困難と障害があろうと、ほかの性的虐待の被害者たちには、勇気を持って進み出てほしいと語った。
 アムラン被告は前科がなく、法廷では無罪を主張し、ただ自分の罪は娘たちを産んだことだと証言したが、ペロール裁判官は被告を有罪とするには十分な根拠があると断じた。
 ミシェルは語った。「私の人生の全ては、父への申し訳ない思いだった。でもそれも終わった。」
 マルセルは語った。「それは私の人生を破滅させた、でもそれも27日で終わってほしい。あまりにも長い道のりだった。」
 マルセルは判決には満足しているが、父が刑務所に入ることを望んでいるわけではない、ただ私たちから離れていてほしいとコメントした。


写真:フィリップ・アムラン被告。
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ハーバーセンターくん

モントリオール裁判所は1月27日、フィリップ・アムラン被告(93)に対し、被告側弁護人の要望どおり2年の奉仕活動を命じた。検察は7年から9年の禁固刑を求刑していた。
by ハーバーセンターくん (2009-01-28 08:10) 

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