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自由党暫定党首にマッカラム有力 [自由党]

2229497 ディオン党首は、10月20日午後2時(カナダ東部時間)に声明を発表することになっているが、即時辞任かそれとも5月に辞任かは、判然としない。だが自由党内では、ディオンが5月まで党首に留任するなら、それはレイムダック(死に体)であり、急を要する党改革を遅らせることになるという声が上がっている。
 もしディオン党首が即時辞任するなら、暫定党首は幹部会で決定される。幹部会は21日午後3時半に開催されることになっている。ところが幹部会の大勢は、元国防大臣・退役軍人大臣・収益大臣のジョン・マッカラム下院議員を暫定党首に推すことですでに決まっているのだという。
 マッカラムは、トロントのマーカム=ユニオンビル選挙区で2000年に初当選している。カナダ・ロイヤル銀行の元アナリストで経済に明るく、バイリンガルで敵がいないのが推された理由だという。
 だがここへ来て、元財務大臣のラルフ・グッデール下院幹事長も暫定党首に乗り気だという。事情通は、グッデールはユニリンガルのため、党首に就くならフランコフォンを副党首に就けなければならないという。その場合有力なのは、マルセル・プルール議員だという。
2229498 ニューリーダーとして評判高いジャスティン・トルドー議員は、まだ当選1回目であり、党首選出馬を否定しているが、「党首をすげ替えることは万能薬ではない。多くの人が、党首を替えれば全てが改善されるという考えに飛びついている。しかし、草の根市民レベルに訴えるにはどうすればいいのか、立て直すべきものが党内には山積している」と語った。
 同じく次世代リーダーとして期待されるドミニク・ルブラン議員は、党首選に出馬するかどうかについては明言を避け、「党首への忠誠は自由党の伝統であり、私は月曜のディオン党首の決定を待つ」と語った。
 ディオン党首の支持者ブライオン・ウィルファート議員は、歴代党首はみな2度のチャンスが与えられた前例に基づき「ローリエもピアソンも最初の選挙は負けだった。チャンスが一度しか与えられなかったら、カナダは2人の偉大な首相を見ることはなかっただろう」とコメントした。


写真上:ジョン・マッカラム議員。
写真下:投票を終えたジャスティン・トルドー候補。
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