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カナダ市民にサウジで公開処刑の危機 [犯罪・事件]

1566329 2007年1月13日、サウジアラビアのジッダにあるエデュゲイツ・インターナショナルスクールで起きた乱闘で、ムンザ・ハラキ君が死亡した事件に関し、同校のカナダ人生徒サルタン・コハイル容疑者(当時16歳)の兄モハメド・コハイル被告(23歳)が殺人罪で有罪判決を受け、公開の場で斬首刑に処せられることが明らかになった。
 兄弟はサウジアラビア生まれのパレスチナ人で、2000年にモントリオールに移住し2006年まで暮らした。関係者によると兄弟はカナダ市民権のみを所有しているという。調べによると、インターナショナルスクールに通うサルタン・コハイル容疑者はシリア人の少女を侮辱したとして同校の生徒に決闘を申し込まれ、兄とともに校庭に出向くと、そこには棒とナイフで武装した生徒たちがいたという。
 兄弟と親しいレイナ・サヘブさんは裁判を傍聴したが、弁護人が法廷に入るのを許されたのはわずか5分しかなく、被告側証人に至っては入廷を許されなかったという。そして審理はわずか90分で終了したとCTVに語った。
 コハイル兄弟は、殺人を自白するまで拷問されたと語った。また兄弟の父は、サルタンは拘留中に脚を骨折したと語った。
 外務省スポークスマンのロドニー・ムーア氏はこうコメントした。
 「我々は、サウジアラビア当局によって伝えられた評決に、大いに失望している。我々は、被告の家族と密接なコンタクトを取り、今後も外交サービス提供を続けることになるだろう。」


写真:国会議事堂前でモハメド・コハイル被告の写真を掲げて抗議する支援者。
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