SSブログ

ハーパー首相、マヘル・アラル氏に謝罪 [人権]


 ハーパー首相は1月26日、マヘル・アラル氏に対し謝罪し、1050万ドルを賠償するとともに、同氏を国外退去リストから削除するようアメリカに要求すると発表した。

 シリア出身のカナダ人であるアラル氏は2002年、チュニジアで家族と休暇を過ごし、帰国の途中ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港を経由した際、アルカイダのテロリストの容疑を受け、アメリカ移民局に逮捕され、カナダ市民でありながらカナダではなくシリアに送還され、刑務所で1年もの間「恐るべき苦難」に遭ったという。
 カナダ政府はアラル氏がカナダに帰国後1年以上も経ってから調査を開始し、デニス・オコナー判事が2006年9月に報告書を発表した。そしてアラル氏にはテロリストとの関係はなかったと断定し、またRCMP(カナダ連邦警察)がアメリカ当局に誤った情報を提供したと結論づけた。これを受けアラル氏は当初、政府に公式の謝罪と4億ドルの賠償を請求し、後に3700万ドルを請求していた。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0