ケベック党党首にアンドレ・ボワクレール氏

　ベルナール・ランドリー党首辞任に伴う党首選は、11月13日午前８時から電話投票が開始され、15日午後５時に締切られた。投票権を持つ15万の党員のうち、75%を超える10万4577人が投票した。
　ランドリー党首は６月の信任投票で76.1%の支持しか得られず、辞任を表明。８人の候補が党首選に立候補したが、結果はアンドレ・ボワクレール候補が53.7％の票を獲得し、次期党首に当選した。最有力候補の彼は今年９月、州閣僚だった1990年代にコカインを使用したことを認めたが、当選を果たした。ポリーヌ・マロワ候補は30.6％で次点に敗れた。
　６月に決定された同党の政治要綱は、ケベック州独立の住民投票を次期ケベック党政権の最初の任務のひとつとしており、新党首は独立問題を最優先課題とすることが求められている。だが住民投票を実施するためには、州議会選挙で勝利する必要がある。
　　
　
図：党首選に勝利して歓喜するボワクレール氏に「ドーピング検査で失格にならなきゃいいけど」と呆れ顔のシャレー自由党党首。