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ウェグジット党が「マベリック党」に改名 [アルバータ]

 ウェグジット党のヒル暫定党首は9月17日、選挙管理委員会に党名を新たに「マベリック党」と登録したと発表した。
 「Wexit」とは西部分離主義を表す語だが、西部分離主義の高まりを受けて、アルバータ独立党やワイルドローズ独立党や西部ブロック党など、近年類似のウェグジット政党が増えてきた。この夏党員にアンケートを取ったところ、3分の2が党名変更を望んだという。
 「マベリック」とはテキサスの開拓者サミュエル・マベリックの名に由来し、「焼印の押されていない牛」「群れから離れた者」「一匹狼」などを意味し、無頼派の政治家や芸術家を指す。1986年の映画「トップガン」では、トム・クルーズ演じる主人公がコールサイン「マベリック」の名で呼ばれた。最新作「トップガン マーヴェリック」が2020年12月に公開される。
 映画が話題になることに便乗した改名ではないかという疑惑を、ヒル党首は否定した。また、彼らにとってのアイスマンは誰かという質問には、回答を拒否した。
 人民党のベルニエ党首は、ツイッターで次のように述べた。
「マベリック党の幸運を祈る。だがカナダでマベリックと言える政治家は、私だけだ。」
 今年初め、連邦組織と4つの州組織を選挙管理委員会に登録したとき、全ての名称は「ウェグジット党」だったが、連邦は「マベリック党」、サスカチュワンは「バッファロー党」、アルバータは「ワイルドローズ独立党」、ブリティッシュコロンビアは「ウェグジットBC党」になっている。

 14日にアンガス=リード社がアルバータ州で実施した政党支持率調査は、連合保守党38%、新民主党38%、アルバータ党9%、アルバータ独立党7%、その他8%という結果となり、与党の不評とともに西部分離主義の高まりを示している。
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