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フィルポット予算庁長官が辞任「耐えられない」 [自由党]

 ジェーン・フィルポット予算庁長官は3月4日、閣僚を辞任した。後任は、カーラ・クワルトロー公共サービス・調達・アクセシビリティ担当大臣が代理を務める。トルドー内閣は1日に改造したばかりだが、再び異動がありそうだ。
 フィルポット前長官は、声明を発表した。
「私は中核となる価値基準、倫理責任と憲法上の義務に従う必要がある。」
「信条に従って行動することにはリスクもあるが、それを棄てるのはより大きなリスクがある。」
 そして彼女は、大臣は公的に全ての閣僚と閣議決定を擁護することを憲法が規定していると指摘した。
「この規定と現在の状況からすると、閣僚を続けることは私には耐えられない。」
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 彼女はトルドー内閣発足以来、厚生大臣と先住民サービス大臣を歴任し、閣内で最も有能な人物の一人とみなされてきた。前長官はウィルソン=レイボールド氏と親しく、彼女が閣外に去ったときは「政界に友だちもいない」という噂を流されたが、プライベートでいっしょに舟に乗っている写真をツイッターに公開し、彼女を激励した。
「我々がともに取り組んだ法律―C14号(安楽死幇助)、C37号(ハーム・リダクション)、C45号(大麻に関する公衆衛生アプローチ)、そして多くのこと―を、私は誇りに思う。」
「あなたはきっと、カナダ人のために仕え続けてくれる。」
 ウィルソン=レイボールド氏もまた、フィルポット前長官を称えた。
「あなたは、ビジョンと強さを兼ね備えたリーダーだ。私は、あなたと寄り添って働く道を模索し続ける。」
 自由党のセリーナ・シーザー=シャバンヌ議員も、フィルポット氏に謝意を述べた。
「政治に携わる女性は、正しく判断し、正しいことのために立ち上がり、そしてそれが曲げられたときは立ち去ることが求められる。ジェーン・フィルポット、それを明確に示してくれてありがとう。」
 彼女は3月2日、次の総選挙に出馬しないと表明したが、SNC-ラバラン問題とは関係ないと強調した。
 いっぽうパティー・ハイドゥ雇用・労働力開発・労働大臣は、首相に対する変わらぬ信頼を語った。
「首相に対する私の信頼は、変わっていない。私は彼を支持し、政府を率いる彼の能力を信じる。」
「閣僚の一人が辞めるのは残念だ。彼女の最善を祈る。」
 トルドー首相は4日の集会で、次のようにコメントした。
「我が国のような民主社会において、そして我々が多様性を高く評価する地において、我々は議論も見解の相違も認められている。我々は、それを奨励すらする。」
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