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セクハラ疑惑のムーア議員が反論 [人権]

 新民主党のクリスティン・ムーア議員は5月13日、カナディアン・プレスの独占インタビューに応じ、彼女を告発したグレン・カークランド氏と、それを記事にしたCBCのニール・マクドナルド氏、ナショナルポスト紙のクリスティ・ブラッチフォード氏、トロントスター紙のロージー・ディマンノ氏を相手取り訴訟を起こす意向を明らかにした。
「意見を公表する前に、記事を刊行する前に、矛盾がないかどうか基本的なチェックがあるべきです。」
「私の私生活と性生活は暴露されました。それは、私と家族にとって厳しいことでした。」

 彼女はカークランド氏と、2013年6月から10月まで交際していたと語った。
「私たちは、恋人同士でした。」
「彼はおそらく嘘をついていて、私を愛してはいなかったでしょう。でもそのとき私は、愛し合っていると信じていました。」
image.jpg カークランド氏は2013年6月5日、下院の国防委員会で証言している。二人はその日に出会い、彼の主張によれば、彼女はその夜彼のホテルについて行ったという。だがムーア議員は、彼の主張は全く馬鹿げていると一蹴した。なぜなら彼女はジンを飲まないし、下院の記録は彼女がその夜22時40分には議会に出席していることを示している。その夜は採決があり、約1時間後に終了している。彼女は、彼に電子メールで呼ばれてホテルに行ったのは後のことで、そのとき合意のある性的関係を持ったと説明した。
 彼女の主張によると6月5日、軍人たちをオフィスに招き、飲酒した。夕方には解散したが、カークランド氏に誘われ、彼らと後刻オタワのバーで会った。彼女が「今夜は採決がある」と言うと、彼は彼女をオフィスまで送り、そこで彼女を抱きしめてキスしたという。
「キスしたのは、彼の方でした。私は、彼のキスを受け入れました。でも最初の一歩を踏み出したのは、彼の方でした。」
 彼女は、二人はその後も連絡を取り合い、二度会ったと語った。
 彼は2013年6月21日、彼女の住むケベックへ行くための旅程に関する電子メールを送ったが、この旅行は後に彼がキャンセルした。彼女は二人が交際していた証拠として、電子メールと飛行機のチケットをカナディアン・プレス記者に見せた。
 カークランド氏は、2013年7月、サスカチュワン州ケノシー・レイクに友人たちと滞在しているとき、彼女が呼ばれてもいないのにやって来たと主張する。だが彼女は、カナディアン・プレス記者に「恋人たちの旅行」と称する写真を見せた。どの写真も二人だけで、第三者は写っていなかった。
 カークランド氏は、教えてもいないマニトバの自宅に彼女が押しかけて来たと主張する。だが彼女は、訪問する2日前に予告しており、彼がウィニペグまで迎えに来たと語った。
 彼女は、二人が別れたのは彼の離婚が難しいのと、二人の地理的距離が遠すぎたせいだと説明した。

 カークランド氏はムーア議員の釈明を聞き、自分たちの関係は「交際」などではなく、地位と権限を持つ彼女が、弱い立場の自分につけ込んだだけだと主張した。
「『交際』とは、両者が互いに自発的に関係することだ。」


写真:連邦議会で証言するグレン・カークランド氏。
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