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ワイルドローズ党「進歩保守党とも新民主党とも協力」 [アルバータ]

 ワイルドローズ党のブライアン・ジーン党首は5月1日、あくまでもワイルドローズ党による単独政権を目指すものの、単独過半数に達する党がない場合は、進歩保守党とも新民主党とも協力できると語った。
 彼は、これまで繰り返してきた「新民主党に経済を任せることはできない。そして進歩保守党には何も任せることができない」という発言を撤回することはなく、むしろ自党がその足りないところを補完するのだという。
「私は下院議員時代、少数与党政権下で働いた。私はそこで、多くの法案が可決されるのを見た。私は幾多の交渉を見、そして幾多の妥協を見た。妥協は時に、最善を導く。」
 だが増税など、ワイルドローズ党のアジェンダに反する政策は支持しないと付け加えた。

 現在のところ、進歩保守党と新民主党とワイルドローズ党が激しいデッドヒートを繰り広げており、実際に単独過半数に達する党がない可能性が高まっている。人々の注目が、保守の進歩保守党vs革新の新民主党の戦いに釘づけになっているとき、ワイルドローズ党の支持者が新民主党政権を阻止するため、進歩保守党に投票する「戦略的投票」によって埋没することは大いにありえる。そこで進歩保守党との連立をほのめかせば、これを阻止できる。またワイルドローズ党の政策を考えれば、革新の新民主党との連立はありえないが、進歩保守党の長期一党支配に飽きている人々(特に保守層)の票が新民主党に流れるのを阻止する意図があるのだろう。
 自由党のデビッド・スワン暫定党首は、少数政権に肯定的な意見を述べた。
「一つの党があまりに長く、あまりに強く一つの方向に人々を導いてきた。」
 支持率でトップに立っている新民主党にとって、連立できるパートナーは支持率の低い自由党くらいしかない。レイチェル・ノトリー党首は、連立について何もコメントはしない。
「この3・4年の間、我々には機能的な政府はなかった。進歩保守党劇場の回転ドアは、短期間に主役を入れ替えることで、それをよりひどいものにした。私にとって重要なことは、議会で機能的に働ける人々が選出されることだ。」
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