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「メイプルリーフよ永遠に」の楓、突風で倒壊 [オンタリオ]

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 7月19日、カナダ中部が突風に襲われ、オンタリオ州とケベック州の各地で落雷・豪雨や樹木の倒壊による被害が続出した。
 トロントのレスリービル地区にある「メイプル・コテージ」は、国民歌「メイプルリーフよ永遠に」を作詞したアレクサンダー・ミュアの元邸宅で、家の前の楓の木は、彼に作詞するきっかけを与えたものだと言われてきた。この楓の木は樹齢約150年で、枯死しつつあったが、この日の突風で倒壊した。巨木は家の前のレイング・ストリートを完全に封鎖し、先端を電線に引っ掛けていたが、20日に撤去された。
tree3_jpg_size_xxlarge_letterbox.jpg トロントに住むビル・リグリーさんとキャロリン・スワドロンさんの夫婦は、メイプル・コテージの楓が枯死寸前だと知って、2000年に翼果を集めて自宅に植えた。そのうち一つだけが成長し、メイプル・コテージ近くの「メイプルリーフ・フォーエヴァー公園」に植え替えられている。かくしてメイプルリーフは、永遠となった。
 リグリーさんは、こう述べた。
「歴史とエピソードを持つこの有名な木の、子孫が元気に生きて、更なる150年を刻もうとするとは、何とすばらしいことだろう。」


写真上:「メイプル・コテージ」と楓の木。
写真下:「メイプルリーフ・フォーエヴァー公園」に植え替えられた楓の幼木。
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