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【世論調査】トルドー自由党、依然として高い支持率

 ハリス=デシマ社が4月18日から28日にかけて、2008人のカナダ人を対象に実施した電話世論調査は、ジャスティン・トルドー新党首の就任直後から保守党が激しいネガティブ・キャンペーンを実施したにもかかわらず、自由党の支持率が依然として高いことを示した。

 全国での政党支持率は、自由党35%、保守党28%、新民主党22%、緑の党7%だった。これは、今総選挙が実施されれば自由党が少数政権を樹立することを意味する。
 カナダ最大の票田であり、自由党にとって失地回復の主戦場であるオンタリオ州では、自由党38%、保守党34%、新民主党20%、緑の党7%と、自由党が第一党となった。
 トルドー党首とマルケア党首の地元で、激戦が予想されるケベック州では、自由党37%、新民主党24%、ケベック連合23%、保守党9%、緑の党5%と、ここでも自由党が第一党となり、カナダの2大州を制している。
 東部では、自由党48%、新民主党27%、保守党22%、緑の党2%と、自由党が万年与党時代を彷彿させる圧倒的なリードを保っている。
 西部のブリティッシュコロンビア州では、新民主党34%、自由党30%、保守党22%、緑の党13%となり、自由党は悪くない位置につけている。
 保守党のお膝元中西部のアルバータ州では、保守党58%、自由党22%、緑の党13%、新民主党7%と、保守党が圧倒的強さを見せつけている。
 中西部のマニトバ州・サスカチュワン州では、保守党50%、自由党22%、新民主党21%、緑の党5%と、ここでも保守党が大きなリードを保っている。

 トルドー新体制に替わってからの高支持率は、マイケル・イグナティエフ前党首が2009年3月に就任して以来最も高い水準である。イグナティエフ前党首も就任当初の支持率は非常に高かったが、2011年総選挙で結党以来最低となる大敗を喫し、自由党を史上初めて、与党でも野党第一党でもない第三党に導いた。
 新民主党のトム・マルケア党首は、就任直後はもっと高い36%もの支持率を記録したが、党の支持率はその後一貫して低下しており、特に自由党党首選が始まって以降は顕著に低下している。
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