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ハーパー首相、スタンレーカップ決勝を観戦 [保守党]

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 NHL(北米ホッケーリーグ)はカナダ発祥だが、カナダは1993年のモントリオール・カナディアンズの優勝を最後に、スタンレーカップから遠ざかっている。だが今年はバンクーバー・カナックスが決勝に進出し、カナダが18年ぶりにトロフィーを取り戻すチャンスである。カナックスが94年に決勝で敗退したとき、ロブソン・ストリートで暴動が起こったことはいまだ記憶に新しい。

 ハーパー首相は6月8日、娘のレイチェルちゃんとジェームズ・ムーア民族遺産大臣(ブリティッシュコロンビア州選出)とともに、ボストンのTDガーデンでスタンレーカップ決勝第4試合を観戦した。ところがセキュリティの都合上、政府専用機を使わなければならなくなったが、公務ではなかったため、規則により民間航空運賃の同額を支払うことになった。
 首相広報のアンドリュー・マクドゥーガルは、ハーパー首相とその愛娘が500ドル支払ったことを公表し、彼が政府専用機に有料で乗った最初の首相であると語った。だが政府専用機の運航には、1時間当たり3285ドルの経費かかるとされる。数日前に上程された予算案は、支出を40億ドルも削減する緊縮財政案だったことから、野党議員たちから激しい非難の声が上がっている。
 自由党のレイ暫定党首は、首相の行動に疑問を呈した。
「プライベートでホッケーの試合を見るための訪問なら、納税者が負担する必要があるとは思わない。」
 また新民主党のレイトン党首は、こう述べた。
「首相は釈明すべきだ。私なら政府専用機には乗らない。私はテレビで試合を見るよ。」
 試合は、バンクーバー・カナックスがボストン・ブルーインズに0対4で敗れた。
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写真上:スタンレーカップ決勝を観戦するハーパー首相。その左はレイチェルちゃん、その左のカナックスのジャージを着た人がムーア民族遺産大臣。
図下:このマンガはフィクションです。
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