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モートン財務相も辞任、党首選出馬を表明 [アルバータ]

 アルバータ州のテッド・モートン財務大臣は1月27日、次の党首選に立候補するため辞任した。彼は2日前、ステルマック首相が赤字予算を計画していることに異を唱え辞任するつもりでいたが、首相がその日先に辞任を表明してしまった。しかしモートン財務大臣は、やはり赤字予算を承認することはできず、また党首選に立候補する以上は閣内に留まるべきでないと判断した。後任には、首相の長年の盟友であるロイド・スネルグローブ歳入委員長が就任する。
 ステルマック首相とモートン財務大臣は、抗争の結果双方が辞任し、双方がそれを当然とコメントする事態となった。モートン財務大臣の辞任により、ステルマック首相は予定通り赤字予算を、2月22日に召集される州議会に上程する。
 進歩保守党のある長老議員は、状況をこう説明した。
「ステルマックは予算を取り、テッドは平議員になった。遅くとも6月15日までには総選挙を行うことになるだろう。もう抗争の余地はないよ。」
 ステルマック首相は25日に辞任を表明したが、それがいつであるかは明らかにしなかった。だが州議会の閉会は4月中旬と見られており、そうなれば党首選は夏に行われる公算が強い。
 モートン財務大臣は、党首選に確実に勝利できるというわけではない。2006年党首選で彼を支持した右派の多くは、すでにワイルドローズ同盟に走っている。彼のほか、ダグ・ホーナー副首相、アリソン・レッドフォード法務大臣、ダグ・グリフィス議員などが立候補すると推測されている。

 またモートン財務大臣はこの日、右派票の分散を警戒し、自分のリーダーシップの下でワイルドローズ同盟との「右派統一」を呼びかけると語った。だがワイルドローズ同盟のダニエル・スミス党首は、この提案を一笑に付した。
「彼が党首選に勝利し、それから私が党を進歩保守党に売り渡す。それは大きな勘違いだ。」
 スミス党首はまた、進歩保守党は完全な無秩序に陥っており、ステルマック首相が以前約束した2012年3月までの総選挙は、時期が繰り上がるかもしれないと予測した。
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