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「ファイトHST」のリコール請願、受理されず [バンクーバーとBC]

 カナダの役所に嘆願書を提出するときは、全てのiに点を打ち、全てのtに横棒を引くだけでなく、全ての語数を数えなければならないようだ。
 HST(連邦消費税と州消費税を合算した新しい消費税)に反対する市民団体「ファイトHST」は、11月22日ブリティッシュコロンビア選挙管理委員会に対し、HSTを推進するアイダ・チョン議員の地元オークベイ-ゴードンヘッド選挙区の選挙やり直しを請求したが、25日になって受け取りを拒否された。その理由は、請求の内容が200語の制限を越えているというものだったが、クレイグ・ジェームズ選挙管理委員長によると、“MLA(Member of the Legislative Assembly/州議会議員)”と“HST(Harmonized Sales Tax)”は1語ではなく、それぞれ5語と3語だという。
 だが「ファイトHST」メンバーは、22日に選挙管理委員会ウェブサイトから嘆願書をダウンロードしたとき、そのような注意書きはなかったと証言した。200語制限の新しい規則が、リコール請願後の25日にアップロードされたことは明らかである。

 ブリティッシュコロンビア新民主党のキャロル・ジェームズ党首は、こうコメントした。
「人々は、頭をかきむしりながらこう言っている。『今この地球で、いったい何が起こっているのだろう? HSTをめぐって、どれほど奇妙なことが起こるのだろう?』」
 「ファイトHST」のビル・バンダーザム代表(元首相)は、「語数に制限があるというのなら、それは嘆願書を手渡されたときに申請者に伝えるべきだった。ジェームズ委員長がそうしなかったのは、リコールを阻止するための口実だからだ」と述べ、ジェームズ委員長に辞職するよう求めた。
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