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「ティーパーティ」はカナダの改革党に続くのか? [保守党]

 保守系の草の根市民運動「ティーパーティ」が、アメリカで勢力を拡大している。ティーパーティの台頭は、保守派が拡大しているようにも見えるが、既成保守の共和党にも批判的であり、保守票の分散につながる可能性もある。
 作家のトム・コーエンは、かつてカナダで旋風を巻き起こした改革党の軌跡が、ティーパーティ運動の未来を予測する指針になるのではないかと考え、CNNの番組で8月28日、改革党創設者のプレストン・マニング元党首にインタビューを試みた。
 マニング氏は、財政保守主義、社会保守主義、そして彼の言う草の根保守主義の統一を目指していたが、いっぽうでは保守票の分散を招き、自由党の3期連続13年の政権を許した。しかし改革党は彼の引退後、既成保守政党である進歩保守党を併合して、政権獲得を実現している。

 コーエン氏は、アメリカのティーパーティも同じ軌跡を辿るかどうか、尋ねてみた。だがマニング氏の回答は、懐疑的なものだった。
「ティーパーティは、分極化を志向する人々の連立を築こうとしている。彼らはリングの中央で結集するより、むしろ各々のコーナーに行くことを好んでいるように見える。」
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