ハーパー首相、内閣改造へ

　ジェイ・ヒル下院院内総務が、次の総選挙に出馬せず今期限りでの引退を表明したことから、ハーパー首相は８月６日、小規模な内閣改造を行うとメディアが報じた。首相は１月に内閣改造したばかり。
　次の下院院内総務には、インディアン問題担当大臣のチャック・ストロール議員が就任するとみられている。後任のインディアン問題担当大臣には、この問題に詳しいジョン・ダンカン議員が有力視されている。
　女性の地位担当大臣は、ヘレナ・ジョージス前大臣が４月に辞任した後、ローナ・アンブローズ公共事業大臣が兼任していた。今回の改造では、シェリー・グラバー議員とキャンディス・ヘップナー議員が候補として挙げられている。
　また保守党議員の間では、政府が景気刺激策から緊縮財政策にかじを切りつつある現在、インフラ担当のジョン・ベアード運輸大臣が、別のポストに移動すると噂されている。
　モントリオールの新聞「ル・ドボワール」は、重要閣僚であるローレンス・キャノン外務大臣とジム・フラハティ財務大臣が役割を交換するだろうと報じた。