カナダ人の半数以上が自由党=新民主党の協力を支持

　ハリス・デシマ社が６月３日、1000人のカナダ人を対象に実施した電話世論調査によると、カナダ人の半数以上が、何らかの形での自由党=新民主党の協力体制を支持している。
　28％の回答者は、両党がいくつかの選挙区で対立候補を立てない協定を支持すると回答した。14％は、次の総選挙の後自由党=新民主党の連立政権樹立を支持し、13％は次の総選挙の前に自由党・新民主党の合併を支持すると回答した。30％の回答者は、何の協力もするべきでないと回答した。
　イギリスで保守党=自民党連立政権が発足して以来、少数政権が常態化しているカナダでも連立政権を築くべきだとする論調が強まっている。自由党のイグナティエフ党首は先週、有権者の意向ならば総選挙後に連立政権を率いることも検討すると述べたが、合併あるいは選挙協力など、いかなる形の選挙前の取り決めはしないと断言した。