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ジョージス大臣側近のやらせ投書が発覚 [保守党]

 ヘレナ・ジョージス女性の地位担当大臣の側近が、身元を伏せて選挙区の新聞等に大臣を支持する投書をしていたことが発覚した。
 大臣秘書のジェシカ・クレイブンが、旧姓の「ジェシカ・モーガン」名義で地元選挙区シムコー=グレイ(オンタリオ州)の新聞に投書していた件について、ジョージス大臣は3月30日下院で「我々はそれが不適切だということについて話し合った」「彼女は謝罪し、二度としないと約束した」と答弁した。ところが大臣が謝罪した日の夜、大臣の広報バレリー・ナイトも、マクリーン誌に大臣を熱烈に支持する投書を送っていたことが発覚した。ほかにも、クレイブン秘書の母ドーン・リチャーズ、大臣の選挙区スタッフだったポール・ショー、パトリック・ブラウン議員(保守党)の秘書ボニー・エインスワースによる投書も見つかった。

 ジョージス大臣の周辺で起こる一連の騒動については、与野党を問わず強い批判の声が挙がっている。自由党のイグナティエフ党首は、ジョージス大臣を「嘘つき」と非難した後、「私は、そのような人が国民の信頼に値するとは思わない。私は、そのような人が閣内に残ることに値するとは思わない。とても単純なことだ」と語った。
 ハーパー首相の側近だったコリー・テネイックは、ツイッターに「彼女が取るべき正しい行動は、次の失敗をやらかす前に辞任することだ」と書いた。
 CTVオタワ支局長のロバート・ファイフは、大臣は保守党幹部会での支持を失っていると述べた。
 新民主党のブラッド・レバインは、ハーパー首相はジョージス大臣を罷免したいだろうが、それでは野党を勢いづかせることになるので、カナダ・デーの頃に行われる内閣改造で閣僚から外すことになるだろうと予測した。

 ジョージス大臣の夫ラヒム・ジャッファー元議員もかつて、ラジオのインタビューで側近が議員になりすまして答弁していたことが発覚し、謝罪を余儀なくされている。
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