ジョージス＆ジャッファー夫妻「保守党のボニーとクライド」

　連邦議会が２か月ぶりに召集されたが、ヘレナ・ジョージス女性の地位担当大臣とラヒム・ジャッファー元下院議員夫妻の言動が、与野党双方から非難の的となっている。
　３月11日、自由党のマーリン・ジェニングス議員は、議会でこう述べた。
「彼らは、保守党のボニーとクライドと呼ばれている。彼らは若くて、保守的で、法の埒外にいるからだ。」
　ジャッファー氏は10日、法廷で不注意運転の容疑を認め、500ドルの反則金を科されたが、犯罪歴はつかないことになった。ところが、より重い罪である飲酒運転とコカイン所持については、不起訴処分となっている。これについて野党は、元議員が軽すぎる判決を受けたいきさつを追求している。
　ロブ・ニコルソン法務大臣は、本件はオンタリオ州警察によって捜査され、州裁判所で審理されたものだと答弁した。
　自由党のウェイン・イースター議員は、ヘレナ・ジョージス大臣の辞任を要求して、こう述べた。
「保守党政権は、限度を知らないのですか。州を侮辱しておきながら、『ちょっと感情的になりすぎました』ときましたか。次は何ですか、『刑務所を出る』カードですか？」
　ハーパー首相への通信ディレクターだったコリー・テネイックは、夫妻は国民に謝罪と説明の義務があると語った。


写真：ヘレナ・ジョージス（左）とラヒム・ジャッファー（右）夫妻。